髄膜炎の鑑別リスト

髄膜炎は最近細菌性だけではない

髄膜炎を診断した時に全てが細菌性ではなく色々な病態整理があるので網羅的に鑑別をあげとなとかないといけないですね。

特に無菌性だった場合には意外と色々な鑑別があがりますし、診断治療方針も大幅に変わります。

髄膜炎の鑑別リスト

ウイルス性

  • エンテロウイルス
  • HSV
  • HIV
  • LCMV
  • アルボウイルス
  • ムンプス

細菌性

  • 定型
    • 肺炎球菌
    • 髄膜炎菌
    • インフルエンザ菌
    • Listeria
    • 黄色ブドウ球菌
    • グラム陰性桿菌
  • 非定型
    • 結核菌
    • スピロヘータ
    • Mycoplasma pneumoniae
    • Coxiella burnetii
    • Brucella
    • Rickettsia

真菌性

  • クリプトコッカス症
  • ヒストプラズマ症
  • ブラストミセス症
  • コクシジオイデス症
  • アスペルギルス症
  • カンジダ症

無菌性

  • 薬剤性
    • NSAIDs、抗菌薬(ST合剤)、免疫グロブリン大量療法、髄腔内投与薬剤(MTX)
  • 悪性腫瘍
  • 結合組織病
  • 傍髄膜感染症
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